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ダウ先物は小幅安 IT・ハイテク株には買い戻しも=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:52)
ダウ先物 33951(-20.00 -0.06%)
S&P500 4378.25(+8.00 +0.18%)
ナスダック100先物 14917.00(+60.50 +0.41%)

 米株価指数先物市場でダウ先物は小幅安で推移している一方、前日下落していたIT・ハイテク株は買い戻されており、ナスダック100は反発している。

 景気後退への懸念が高まる中、S&P500はこの6日間で5日下落しているが、市場からは、「四半期と半期の最終取引週は特に、今年のIT・ハイテク株の強さを考えると、通常はポートフォリオのリバランスが行われる」との声も聞かれる。

 FRBの想定以上のタカ派姿勢もセンチメントの重荷となっている。金融市場は弱い動きで週明けを迎えたが、その理由はワグネルのクーデター騒ぎではなく、FRBの早期の利下げ期待が後退したためだとの指摘も出ている。

 市場では7月FOMCでの0.25%ポイントの利上げこそ77%程度の確率で有力視されているものの、パウエルFRB議長などが言及しているもう一段の利上げの可能性はまだ低いと見ているようだ。政策金利を5.25-5.50%のレンジにし、来年の春までその水準を維持するとの予想がいまのところコンセンサスとなっている模様。

 ダウ採用銘柄でドラッグストアとヘルスケアを手掛けるウォルグリーン・ブーツアライアンス<WBA>が時間外で下落。取引開始前に3-5月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益が予想を下回った。粗利益率が予想を下回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを下方修正した。ワクチン接種の減少とマクロ環境のより慎重な見通しを反映させたとしている。

(NY時間09:02) 時間外
ウォルグリーン<WBA> 28.87(-2.72 -8.61%)

アップル<AAPL> 185.81(+0.54 +0.29%)
マイクロソフト<MSFT> 330.68(+2.08 +0.63%)
アマゾン<AMZN> 128.39(+1.06 +0.83%)
アルファベット<GOOG> 118.18(-0.91 -0.76%)
テスラ<TSLA> 242.70(+1.65 +0.68%)
メタ・プラットフォームズ<META> 282.20(+3.73 +1.34%)
AMD<AMD> 108.29(+0.78 +0.73%)
エヌビディア<NVDA> 408.00(+1.68 +0.41%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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