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ダウ先物は小幅安で推移 高値警戒感は続く=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:48)
ダウ先物 33960(-17.00 -0.05%)
S&P500 4386.00(-3.00 -0.07%)
ナスダック100先物 15051.25(-7.00 -0.05%)

 米株価指数先物市場でダウ先物は小幅安で推移しているほか、ナスダック100も下落。市場は、各国中銀が想定以上の利上げを行う必要があるかどうかを見極め、その過程で減速している経済にさらにブレーキをかけることを懸念しており、先週からの高値警戒感が続いている。

 先週までにFRBをはじめとする主要中銀がタカ派的なシグナルを発したことで、金利上昇が景気を後退させるとの懸念が再燃している。

 きょうからポルトガルのシントラでECBのフォーラムが開催され、ラガルドECB総裁を始め、パウエルFRB議長も参加する。植田日銀総裁、ベイリー英中銀総裁も参加。ここで投資家は、金融政策に関するガイダンスを再度精査することになるとの指摘も聞かれる。

 「中銀は予想以上に積極的になる可能性があり、それが市場の勢いを弱めている。金融引き締めにもかかわらず、いまのところ米経済は底堅さを見せているが、4-6月期決算と7月FOMCが株式市場にとって次の重要なイベントとなる」との声も聞かれた。

 なお、週末にロシアで発生した民間軍事会社ワグネルの反乱は短期間で終わったが、株式市場にはほとんど影響を与えていない。

 テスラが時間外で下落。米大手証券のアナリストが最近の株価の大幅上昇と厳しい価格環境を指摘し、投資判断を「中立」に引き下げた。

(NY時間08:58) 時間外
アップル<AAPL> 186.80(+0.12 +0.06%)
マイクロソフト<MSFT> 334.34(-0.68 -0.20%)
アマゾン<AMZN> 129.64(+0.31 +0.24%)
アルファベット<GOOG> 121.64(-1.38 -1.12%)
テスラ<TSLA> 252.61(-3.99 -1.55%)
メタ・プラットフォームズ<META> 289.71(+0.98 +0.34%)
AMD<AMD> 111.40(+1.39 +1.26%)
エヌビディア<NVDA> 424.60(+2.51 +0.59%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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