アップガレG Research Memo(9):連結配当性向30%を目安に利益配分を実施
■株主還元策
アップガレージグループ<7134>は利益配分に関して、連結配当性向30%程度を1つの目途としたうえで、事業拡大のための内部留保を充実させ、長期的な企業成長と経営基盤の強化に留意し業績の成果に応じた配当を行うことを基本方針としている。この方針の下、2023年3月期に関しては、期末配当1株当たり63.0円を実施した(配当性向29.6%)。2024年3月期に関しては、期末配当1株当たり22.0円を計画している(配当性向29.7%)。なお、2024年3月期の1株当たり配当金が22.0円となっているのは、2023年4月1日に株式分割(普通株式1株につき3株の割合)を実施していることが要因である。同社は2023年3月期の配当に関しても増配修正を行ったことなどを考慮すると、今後も株主への還元を重視しながら安定した配当を実施していくと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
《SI》
提供:フィスコ