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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9948 アークス

東証P
2,480円
前日比
-26
-1.04%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
11.5 0.74 2.74 7.38
時価総額 1,430億円
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<注目銘柄>=アークス、「ラピダス」工場建設でスーパー集客効果に期待

 アークス<9948>は全体相場に対し出遅れ感がある。PBR(株価純資産倍率)1倍割れ銘柄への関心が高まるなか、チャート妙味もあって水準修正の動きが期待できる。

 同社は北海道最大の食品スーパー運営企業で、青森や岩手の両県でもトップ。M&Aを積極的に進め、傘下に複数のスーパー子会社を抱える。24年2月期の売上高は前期比2.8%増の5820億円、最終利益は微増の99億5000万円を計画。電気料金や人件費の上昇が利益を圧迫する見込みだ。

 これらの要因を織り込んだ同社株にとって、上昇のドライバーとなり得るのが、先端半導体の量産を目指すラピダスによる、北海道千歳市での半導体工場建設を受けた地元経済への波及効果だ。20年代後半の量産ラインの立ち上げに向け、建設作業の従事者や研究開発分野の高度専門人材、デジタル人材が北海道に集結するとみられ、アークスが展開するスーパーの集客効果に期待が膨らむ。同社のPBRは0.79倍にとどまっており、株主還元強化を巡る思惑も広がりやすい。

 日足チャートをみると5日移動平均線と25日移動平均線のゴールデンクロスが視野に入っており、反騰機運が高まっている状況だ。4月に決議した上限200万株の自社株買いについては、5月末時点で取得総数は累計30万株と消化率は15%にとどまっており、需給面での安心感も株価の支えとなるだろう。(碧)

出所:MINKABU PRESS

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