貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4418 JDSC

東証G
974円
前日比
-6
-0.61%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
3.59 7.68
時価総額 134億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─強烈なニーズに支えられた企業の押し目を狙う!


「強烈なニーズに支えられた企業の押し目を狙う!」

●超神経質なマーケット、調整はあっても一時的

 いまは、ただただ6月13~14日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催待ちだ。

 米連邦準備制度理事会(FRB)がこれまで通り0.25%の利上げを継続するか、それとも打ち止めにするのか。市場の関心はこの1点に集中しており、利上げ継続につながりそうな材料があると米国市場は下落、反対に打ち止めを予感させる材料が出ると上昇する。このように実に分かりやすい動きとなっている。

 今週はカナダ中銀が利上げを実施したことで、米国も上げざるを得ないだろう――こんな見方が支配的になって米国市場は下落。東京市場もこれに巻き込まれて急落する場面があった。

 しかし、その翌日は米国の失業保険申請件数が26.1万人と大きく増加したことで、利上げはないかもしれないとの見方に急変して米国市場は上昇。東京市場も大幅に連れ高したことはご承知の通りだ。

 実にシンプルな反応ぶりながら、「超神経質」とも言える地合いであり、投資家としては実に付き合いにくい。

 こんな市場への対応策だが、「金利はこれまでのように0.25%引き上げられる」――こう思っておくことだ。そうすれば、実際に引き上げられて市場が下落しても耐えやすくなる。

 本当は引き上げられない、今回は打ち止めになる、と考えていてもである。これはあくまでもマインド面での対応であるが、実際の行動はたとえ米国が利上げを継続し、それによって市場が下げたとしても、その下落は一時的なものであり、悲観することなく、すぐに立ち直る可能性の高い銘柄へ投資を行うことになる。

 それはどのような銘柄か? 強烈なニーズに支えられた企業、これになる。

●ダイフク、セキュア、JDSCなどに注目

 具体的には、まずは物資の搬送・保管システムに強いダイフク <6383> [東証P]だ。各種倉庫はもちろん、空港の荷物運搬、半導体製造ラインなど、あらゆる搬送機器・システムを展開し世界首位級の実績を持つだけに、現在の株価は私にいわせると評価不足になる。

 物流施設をはじめ、企業やデータセンターなどの入退室、監視カメラシステムで先行するセキュア <4264> [東証G]もセキュリティの強化が求められる時代だけに、株価はなお上昇余地ありと見てよい。

 ホテルや大型レストランなどの食器洗浄、厨房業務や清掃業務を請け負うスチュワード事業で伸びているCSSホールディングス <2304> [東証S]にも注目だ。

 企業の業務改善ニーズを背景に、ビジネスプロセスの可視化や改善、実行支援などを展開するエル・ティー・エス <6560> [東証P]も株価は目先反落したが反発は近そうだ。

 AI(人工知能)を武器に、企業の需要予測やデータ基盤の構築サービスが好評で業績を伸ばしているのがJDSC <4418> [東証G]。AI関連事業は時流に乗っていることもあり、株価は続伸する確率が高い。

 AI関連企業ではもう1社、PKSHA Technology <3993> [東証S]がある。AIアルゴリズムに強く、汎用AI 搭載型SaaSが伸びている上に、創薬プロセス短縮化サービスを開発していることから、今後は医薬品メーカーなどの需要拡大が見込めるため見逃せない。

2023年6月9日 記

株探ニュース

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