酒井重 Research Memo(2):長い歴史を有するロードローラのトップメーカー。プライム市場の上場基準に適合
■会社概要
酒井重工業<6358>の歴史は古く、1918年に創業者である酒井金之助(さかいきんのすけ)によって設立された。当初は、自動車、内燃機関車及び蒸気機関車の部品製造並びに修理を行っていたが、1927年に機関車の製造を開始したことに続き、1929年には道路転圧用各種ロードローラの製造を開始した。以来、道路舗装用ロードローラをはじめとする道路建設機械の専業メーカーとしての道を歩み続け、現在では国内シェア70%超を誇るトップメーカーとなっている。また1970年にはインドネシアに合弁会社を設立するなど、早くから海外展開を進めている。2023年3月期末現在、国内子会社4社、海外子会社4社(米国、中国、インドネシア2社)を有している。
株式については、1964年に東京証券取引所市場第2部に上場、その後1981年に同市場第1部に指定替えされ、2022年4月からの同市場再編に伴いプライム市場へ移行したが、2023年3月末時点において、全ての上場維持基準に適合している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
《AS》
提供:フィスコ