フジHDが連日の年初来高値更新、1000万株自社株買い発表で低PBR修正期待
フジ・メディア・ホールディングス<4676>が5日移動平均線を足場に上値追い継続、一時65円高の1386円まで上値を伸ばし、連日で年初来高値更新と気を吐いている。民放大手だが、ホールディング会社として不動産事業など経営の多角化に力を入れている。また、民放各社に共通する課題として低PBRの是正があり、同社株はPBR0.3倍台で解散価値の3分の1に近い水準に放置されている。そうしたなか、18日取引終了後に発行済み株式数の4.4%相当の1000万株、金額ベースで100億円を上限とする自社株買いを実施することを発表した。株主還元を強化することは資産圧縮につながり、株価上昇とともに低PBRの修正効果がある。また、同日に中期経営計画を策定したことを発表。数値目標としては26年3月期に営業利益400億円(23年3月期実績は314億100万円)を掲げており、これも株価を刺激している。
出所:MINKABU PRESS
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