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今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を意識してドルは下げ渋る可能性


15日のドル・円は、東京市場では135円66銭から136円26銭まで上昇。欧米市場では136円33銭まで買われた後、一時135円71銭まで反落したが、136円05銭で取引終了。本日16日のドル・円は主に136円台で推移か。米長期金利の上昇を意識してドルは下げ渋る可能性がある。

報道によると、米共和党のマッカーシー下院議長は5月15日、連邦債務上限を巡る議会とホワイトハウスの協議について、「両者の見解になお大きな隔たりがある」、「米国の債務不履行回避に向け残された時間は迫っている」と指摘した。市場参加者の間からは「バイデン政権は共和党が提示している歳出削減案をそのまま受け入れることはない」との声が聞かれているが、「歳出削減案が大幅に修正されることも期待できない」との見方も多いようだ。一部の市場参加者は「16日に行われる協議で大きな進展がない場合、6月中に一部政府機関の閉鎖などの事態に直面する可能性がある」と警戒しており、目先的にリスク選好的な為替取引は縮小するとの見方も出ている。

《CS》

 提供:フィスコ

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