サークレイス---23年3月期は2ケタ増収、24年3月期の大幅増益を予想
サークレイス<5029>は11日、2023年3月期決算を発表した。売上高が前期比11.5%増の25.27億円、営業利益が同41.9%減の0.87億円、経常利益が同40.7%減の0.82億円、当期純利益が同93.7%減の0.11億円となった。
コンサルティングサービスは、前期比9.2%増という結果になった。Salesforceコンサルティングが同8.7%増と堅調な伸びを示したのに加え、Anaplanコンサルティングも同13.8%増という増収を達成した。Salesforceコンサルティングにおいては、引き続き福岡営業所(地域事業)が好調であり、増収に大きく寄与した。また、Anaplanコンサルティングにおいては、既存顧客である大企業からの安定した受注があり、増収を達成した。
プラットフォームサービスは、前期比15.2%増という結果になった。カスタマーサクセスが同15.4%増、DXが同41.9%増となる一方、エデュケーションが同2.0%減という結果になった。カスタマーサクセスにおいては、オンサイトサービスが堅調な中、新たなサービスモデル、チーム制かつリモート型で提供をするハイブリッドサービスも着実に業績を伸ばした。DXにおいては、「AGAVE」の売上が好調に推移した。提携中の大手2社経由の売上が好調であり、同社独自の売上も着実に伸びている。また、「Circlace(R)」も着実に導入企業を増やしており、導入事例の公開も数社実現した。エデュケーションにおいては、微減ではあったが、安定した売上高をあげており、同社社員の教育にも貢献できている。
2024年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比29.2%増の32.66億円、営業利益が同107.5%増の1.81億円、経常利益が同118.4%増の1.80億円、当期純利益が同1,286.3%増の1.52億円を見込んでいる。
《YI》
提供:フィスコ