日本リビング保証---3Qは2ケタ増収、HomeworthTech事業が2ケタ増収増益に
日本リビング保証<7320>は11日、2023年6月期第3四半期(22年7月-23年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比12.5%増の27.23億円、営業利益が同6.5%減の5.33億円、経常利益が同7.1%増の7.07億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同7.3%増の4.85億円となった。
HomeworthTech事業の売上高は前年同期比16.7%増の16.29億円、セグメント利益は同11.5%増の1.32億円となった。当第3四半期連結累計期間においては、設備保証・建物保証といった長期保証契約の獲得に引き続き注力するとともに、資産価値保証や地震保証といった新たな保証サービスの開発及びマーケティングを推進した。また、業務効率化・ストック型ビジネス転換といった住宅事業者の経営課題に対応する各種ソリューションの導入を組織的に推進することで、各クライアントとの関係深化にも引続き注力した。これらの施策により、主要なKPIである新規契約獲得金額8.60億円(前年同期比13.5%増)、前受収益・長期前受収益残高89.29億円(同20.8%増)、オリジナルトークン(電子マネー)発行サービスの導入社数87社(同11.5%増)・未使用残高20.71億円(同14.3%増)といずれも前年同期比で成長している。
ExtendTech事業の売上高は前年同期比17.9%増の10.67億円、セグメント利益は同7.3%減の4.28億円となった。蓄電システムをはじめとした住宅用再エネ設備に対する社会的ニーズに応える形で再生可能エネルギー領域が進展したほか、オペレーション業務の受託が拡大したことにより教育ICT領域も堅調に推移した。
「その他」の事業の売上高は前年同期比77.6%減の0.26億円、セグメント損失は0.27億円(前年同期は0.10億円の損失)となった。2022年6月30日付で横浜ハウスの全株式を譲渡し、前期末をもって同社の連結子会社から除外している。
2023年6月通期の連結業績予想については、売上高が前期比19.6%増の39.53億円、営業利益が同32.2%増の8.60億円、経常利益が同31.6%増の10.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.4%増の6.85億円とする期初計画を据え置いている。
《YI》
提供:フィスコ