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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6486 イーグル工業

東証P
1,957円
前日比
-17
-0.86%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.6 0.78 5.11 31.38
時価総額 974億円
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<動意株・11日>(大引け)=三菱紙、セグエG、MTGなど

 三菱製紙<3864>=後場急動意。この日、23年3月期の連結決算発表にあわせ、24年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比5.0%増の2200億円、営業利益は同6.2倍の60億円を見込む。大幅な営業増益の見通しをポジティブ視した買いが集まったようだ。最終損益は40億円の黒字(前期は5億7100万円の赤字)を計画する。想定為替レートは1ドル=135円、1ユーロ=145円とした。23年3月期の決算は、売上高が前の期比15.2%増の2095億4200万円、営業損益は9億6800万円の黒字(前の期は2億4800万円の赤字)となった。23年1~3月期に石炭価格が想定を下回って推移したほか、工場のコストダウン効果も出て、営業損益は計画を上振れて着地した。

 セグエグループ<3968>=ストップ高。ネットセキュリティー製品の輸入販売や、ソフト開発、エンジニア派遣などを展開し、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を捉えて、足もとの業績は絶好調に推移している。10日取引終了後に発表した23年12月期第1四半期(23年1~3月)決算は、営業利益が前年同期比86%増の4億1800万円と急拡大した。通期営業利益は10億円(前期比10%増)を計画しているが、第1四半期時点の進捗率は40%を超えている。これを好感する形で投資資金が流れ込んでいる。

 MTG<7806>=急伸。10日の取引終了後に23年9月期業績予想の上方修正を発表。売上高を570億円から580億円(前期比18.4%増)へ、純利益を14億円から16億円(同40.4%減)へ増額した。ReFa(リファ)ブランドが引き続き好調なことが全体業績を押し上げた。連結での税負担率上昇の影響があるものの、純利益も従来予想を上回る見通し。同時に発表した上期(22年10月~23年3月)決算は、売上高が278億2300万円(前年同期比22.3%増)、純利益が11億5600万円(同40.2%減)だった。

 イーグル工業<6486>=上げ足一気に加速。今回の決算では自動車部品や車載機器など自動車業界向け製品を手掛けるメーカーの好調が目立っている。同社はNOK系のメカニカルシール(油封止部品)大手で自動車向けを主力としている。10日取引終了後に発表した23年3月期決算で、営業利益は前の期比23%増の92億6400万円と大幅な利益成長を達成した。続く24年3月期については前期比2.5%増の95億円見通しと保守的ながら、トップラインは7%の伸びを見込むなど増収基調を維持する見通しにあり、株価指標面でもPER10倍弱、PBRが0.6倍台と割安感が強いことで上値を見込む買いが優勢となった。なお、前期配当は従来計画に20円の大幅上乗せとなる70円(今期も70円配継続)とし、配当利回りが4.7%台と高いことも物色人気を助長している。

 じげん<3679>=物色の矛先向かいストップ高。同社は求人や旅行、不動産情報など一括で検索できる集約サイトを運営している。10日取引終了後に発表した23年3月期の営業利益は前の期比26%増の41億8000万円と大幅な伸びを達成し、過去最高利益更新となった。また、24年3月期も前期比27%増の53億円予想と高水準の利益成長が続く見通しで、これを手掛かり材料に上値を見込んだ買いを引き寄せている。なお、年間配当は前期4円(前の期実績は3円50銭)、今期5円と株主還元も強化している。

 三社電機製作所<6882>=人気急上昇でストップ高。半導体モジュールや電源デバイスを製造するが、特にパワー半導体分野で高い商品競争力を有する。半導体、電源デバイスいずれも旺盛な需要を取り込み、足もとの業績は想定を上回って好調に推移している。同社が10日取引終了後に発表した23年3月期決算は営業利益が前の期比24%増の16億2900万円と従来計画から大幅に上振れて着地し、減益予想から一転大幅増益となった。更に続く24年3月期も同利益が前期比23%増の20億円と高水準の伸びが続く見通しにあり、これがポジティブサプライズとなって投資資金を呼び込む形となった。好業績を背景に株主還元も強化し、年間配当は前期が従来計画に5円上乗せした30円とし、今期は前期比10円増配となる40円を計画しており、これも物色人気を後押ししている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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