サンワテクノス---23年3月期2ケタ増収増益、日本・アジアでの売上高・利益ともに順調に推移
サンワテクノス<8137>は8日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比17.2%増の1,810.13億円、営業利益が同58.8%増の76.30億円、経常利益が同47.7%増の76.75億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同53.6%増の54.93億円となり、それぞれ過去最高を更新した。
日本での売上高は前年同期比15.5%増の1,337.12億円、営業利益は同75.6%増の53.54億円となった。国内では、半導体関連業界向けの電機品、太陽光関連業界向けの制御機器、産業機械業界向けの制御機器、電子部品及び電子機器、自動車関連搭載向けの電子部品、自動車関連業界向けの産業用ロボットの販売が増加したが、FPD関連業界向けの搬送装置の販売が減少した。
アジアでの売上高は同23.3%増の643.64億円、営業利益は同34.1%増の25.81億円となった。アジア地域では、太陽光関連業界向けの電機品、産業機械業界向け及び自動車関連搭載向けの電子部品、半導体関連業界向けの電子機器の販売が増加したが、産業機械業界向けの電機品、半導体関連業界向けの電子部品の販売が減少した。
欧米での売上高は同14.5%増の71.12億円、営業損失は0.48億円(前年同期1.08億円の損失)となった。欧米では、アミューズメント関連業界向け及び産業機械業界向けの電子部品の販売が増加したが、生活用品業界向けの設備機器の販売が減少した。また、輸送費高騰の影響を受け営業損失となった。
その他の売上高は同13.2%増の8.46億円、営業損失は0.03億円(同0.16億円の損失)となった。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.9%減の1,758.00億円、営業利益が同27.8%減の55.10億円、経常利益が同25.9%減の56.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同28.1%減の39.50億円を見込んでいる。
《AS》
提供:フィスコ