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外為サマリー:一時135円10銭台に上昇、日銀緩和維持で円売り流入

 28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=134円98銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円20銭程度のドル高・円安となっている。

 日銀はこの日の金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)を含む現行の大規模な金融緩和策を継続することを全員一致で決めた。YCC政策の運営では、短期金利にマイナス0.1%を適用し、長期金利(10年物国債金利)はゼロ%程度を誘導水準とする方針を維持。長期金利の許容変動幅もプラスマイナス0.5%程度に据え置いた。また、過去の金融緩和策を対象としたレビューを1年から1年半程度かけて行うとしたことで、市場では当面は大幅な政策変更がないとの見方が台頭。金融引き締めを続ける米連邦準備理事会(FRB)との方向性の違いが意識され、午後2時50分ごろには135円10銭台までドル高・円安が進む場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1012ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=148円56銭前後と同70銭強のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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