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ユーロ週間見通し:もみ合いか、ECB大幅追加利上げの可能性残る


■伸び悩み、米経済指標改善でユーロ買い縮小

今週のユーロ・ドルは伸び悩み。4月17日発表の4月NY連銀製造業景気指数は予想外のプラスとなり、5月利上げの可能性が一段と高まったことから、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りは縮小した。ただ、欧州中央銀行(ECB)による大幅追加利上げの思惑は後退せず、米経済指標の改善を意識したユーロ売り・米ドル買いは週末前に一服した。取引レンジ:1.0909ドル-1.1000ドル。

■底堅い値動きか、米長期金利の動向が手掛かり材料に

来週のユーロ・ドルは底堅い値動きか。欧州中央銀行(ECB)は5月開催の理事会で大幅利上げに前向きで、ユーロは売りづらい展開となりそうだ。上値抵抗線として機能する1.10ドルをしっかりと超えることができるかが焦点。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げへの思惑で米長期金利が上昇した場合、ユーロ買いは縮小するとみられる。

予想レンジ:1.0850ドル-1.1150ドル

■強含み、日欧金利差縮小の思惑後退の影響も

今週のユーロ・円は強含み。一時146円41銭まで下落したが、中国の1-3月期国内総生産(GDP)や3月小売売上高の予想上振れを好感したユーロ買いが観測された。日本銀行は現行の金融緩和策を長期間維持するとの見方が広がり、日欧金利差縮小の思惑は大幅に後退したこともユーロ・円相場を下支えした。取引レンジ:146円41銭-147円86銭。

■もみ合いか、ECB大幅追加利上げの可能性残る

来週のユーロ・円はもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)は次回開催の理事会で0.5ポイントの追加利上げを決定する可能性は残されており、リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。ただ、4月28日に発表される1-3月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値が前回実績を下回った場合、大幅利上げ期待のユーロ買いは縮小するとの見方が多いようだ。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・28日:1-3月期域内総生産速報値(10-12月期:前年比:+1.8%)

予想レンジ:145円00銭-149円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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