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ダウ平均は反落 JPモルガンは決算受け上昇も、ボーイングが下落=米国株前半

NY株式14日(NY時間13:29)
ダウ平均   33778.54(-251.15 -0.75%)
ナスダック   12048.26(-118.01 -0.99%)
CME日経平均先物 28460(大証終比:+40 +0.14%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。この日発表の指標は強弱まちまちで、米小売売上高は予想を下回り、2カ月連続の減少となった一方、ミシガン大消費者信頼感指数では、米消費者のインフレ期待が大幅に上昇していた。複数のFOMC委員の発言も伝わっていたが、追加利上げを支持する発言が相次ぎ、短期金融市場では5月FOMCでの0.25%ポイントの利上げ確率を80%まで高めている。

 先週末の米雇用統計から今週の米CPI、米PPIなど一連の指標を通過して、市場は5月FOMCでの利上げ予想を固めたようだ。その一方で、早期利上げ停止および年内利下げ期待も同時に高めている。5月FOMC前の重要イベントを一部通過して、本日はポジション調整中心の展開となっているのかもしれない。来週は重要な米経済指標の発表は少ない。

 取引開始前にJPモルガン<JPM>の決算が発表になり、同社株は買いが強まっている。1株利益、経常収益とも予想を上回ったほか、金利上昇の恩恵を受け、純受取利息(NII)も予想以上に拡大した。また、市場が懸念していた預金残高も2.38兆ドルと予想外に拡大し、預金流出は確認されなかった。市場には安心感が広がっている模様。

 そのほか、シティグループ<C>やウェルズ・ファーゴ<WFC>も決算を発表。地銀のPNCも決算を発表していた。シティグループは買われているものの、ウェルズ・ファーゴ、PNCは軟調。ウェルズ・ファーゴはアナリストからの高評価も出ているが、ここ数日の上げからの材料出尽くし感が出ているのかもしれない。

 一方、ダウ採用銘柄の中でJPモルガンの上昇を打ち消しているのがボーイング<BA>。前日引け後に製造上の問題が報告されたとして737MAXの一部の引き渡しを停止すると発表した。ただ、運航の安全性には影響しないとしている。 737のアルミフレーム組み立ての多くを請け負うスピリット・エアロシステムズ<SPR>から12日に、この問題の報告が正式にあったと説明。

 今回の決算にへの期待は小さい。企業が根強いインフレと金利上昇に対処する中、アナリストは第1四半期のS&P500企業の利益は5%以上の減益を予想している。

JPモルガン<JPM> 138.00(+9.01 +6.99%)
ボーイング<BA> 200.52(-13.07 -6.12%)
シティグループ<C> 49.45(+2.15 +4.53%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 39.65(-0.02 -0.04%)
PNC<PNC> 119.22(-2.19 -1.80%)

アップル<AAPL> 164.28(-1.28 -0.77%)
マイクロソフト<MSFT> 284.36(-5.48 -1.89%)
アマゾン<AMZN> 101.69(-0.71 -0.69%)
アルファベットC<GOOG> 108.57(+0.38 +0.35%)
テスラ<TSLA> 183.54(-2.36 -1.27%)
メタ・プラットフォームズ<META> 219.16(-1.19 -0.54%)
AMD<AMD> 90.76(-1.33 -1.44%)
エヌビディア<NVDA> 262.77(-1.86 -0.70%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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