ヴィンクス Research Memo(9):2022年12月期の配当は前期比23円増配の43円
■株主還元策
ヴィンクス<3784>の株主還元については、財務体質の強化と積極的な事業展開を勘案して安定した配当政策を実施することを基本方針としている。そして、利益体質の改善が順調に図れているため配当政策を見直すこととした。この配当政策見直しに基づいて、2021年12月期の配当を前期比6円増配の20円(第2四半期末7円、期末13円)とした。さらに2022年12月期の配当は前期比23円増配の43円(第2四半期末17円50銭、期末25円50銭)とした。連続大幅増配である。2023年12月期については同1円増配の44円(第2四半期末22円、期末22円)としている。予想配当性向は35.0%となる。弊社では、利益成長に伴ってさらなる株主還元の充実が期待できるだろうと考えている。
■SDGs・ESG経営への取り組み
SDGs・ESG(環境・社会・ガバナンス)経営への取り組みとしては、経営理念に「人々のくらしと流通企業のビジネス活動を情報システム技術で融合し、豊かな社会の実現に貢献します。」を掲げている。国内外の流通小売業の変革・発展に貢献することによって、結果的に消費者が豊かになるという観点で、SDGsを意識したESG経営を推進する方針としている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《SI》
提供:フィスコ