海運株が独歩高、配当権利落ち後の押し目買い活発で切り返し急
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など海運大手に買いが集中している。きょうは全体相場がリスク回避の流れにあり、日経平均は2万8000円大台攻防の様相をみせているが、そのなか業種別騰落で33業種中、「海運」だけが上昇している。群を抜く高配当利回りが注目されているが、3月配当権利落ちでいったん下値を探る動きとなったが、その後は押し目買いが活発で切り返している。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は戻り足が鮮明。3月中旬に1600台まで一気に上昇し高値形成後は伸び悩んでいるが、これは2月中旬の安値水準からおよそ3倍化している。金市況や原油市況の上昇にバルチック指数も連動しやすく、海運株には追い風となっている。
出所:MINKABU PRESS
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