三菱総合研究所---「メタバースの認知・利用状況に関するアンケート結果」発表
三菱総合研究所<3636>は30日、研究レポート「メタバースの認知・利用状況に関するアンケート結果」を発表。
同研究レポートは、2030年代のCXの基盤技術であるバーチャルテクノロジー(V-tec)の研究の一環として実施したものの一部である。2022年12月に実施した10,000人へのアンケート等に基づき、国内のメタバースの認知状況、利用状況を俯瞰的に分析した。認知者は全体の83%で、認知率は増加傾向を維持しているが、利用率は5%程度にとどまっているという結果が得られた。
同結果は、メタバースビジネスを成功させるには、スマホ・タブレットなどの視聴型デバイスでの体験価値を高めることの重要性を示している。今後は、3D空間でのオブジェクト表現やアバターによるコミュニケーションなど、メタバース特有の体験価値を付加することが重要である。長期的には没入型のメタバースへの期待が高く、積極的な研究開発を進めることが望まれる。視聴型と没入型の体験価値をバランスさせることにより、メタバースビジネスは中長期的に大きく発展することが期待される。
《SI》
提供:フィスコ