米株
利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第4弾 36社選出 ＜成長株特集＞
本特集では、1月下旬から2月中旬までの決算集中期間に配信した「利益成長“青天井"銘柄リスト」を、“全期間”を対象に再構成した総集編をお届けします。
最終回となる第4弾は、第1弾を配信した3月12日時点で時価総額が100億円以上250億円未満の銘柄を対象に、22年10-12月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄をリストアップした。
下表では、本決算月にかかわらず、22年10-12月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している36社を選び出し、10-12月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップとなったのはＬＡホールディングス <2986> [東証Ｇ]。10-12月期(第4四半期)の経常利益は前年同期比4.1倍の25.8億円に拡大し、3年ぶりに最高益更新を果たした。新築不動産販売部門で商業ビル2件の引き渡しが完了したことが収益を牽引した。併せて発表した23年12月期の経常利益は前期比28.7％増の48億円と3期連続で最高益を更新する見通しだ。業績好調に伴い、配当は前期比10円増の210円に増配する方針を示し、配当利回りは5％台で推移している。
3位に入った家庭用磁気治療器の製造・販売を手掛けるコラントッテ <7792> [東証Ｇ]の10-12月期(第1四半期)業績は、経常利益が5.3億円と過去最高だった前年同期を75.8％も上回って着地。主力のホールセール(卸売)部門で既存取引先から大口受注を獲得したほか、イーコマース部門では自社サイトやECモールの自社店舗での販売が好調だった。10-12月期経常利益の上期計画(5.7億円)に対する進捗率は93.2％に達しており、業績上振れが期待される。
5位のシキノハイテック <6614> [東証Ｓ]は電子システム事業で車載用半導体の生産増加に伴い半導体後工程検査装置の受注が増加したうえ、半導体の仕様に合わせた新製品用カスタムバーンイン関連商材が好調だった。また、製品開発事業では設備投資の持ち直しを背景にインフラ・産業機器市場向けカメラの出荷が伸び、10-12月期(第3四半期)は売上高、経常利益ともに四半期ベースの過去最高を達成した。好調な業績を踏まえ、23年3月期通期見通しを上方修正している。
7位にリスト入りした自動車部品専門商社のＳＰＫ <7466> [東証Ｐ]は円安効果やサプライヤーの値上げ前駆け込み需要などで輸出部門を中心に大きく伸び、10-12月期(第3四半期)の経常利益は前年同期比71.0％増の9.5億円と2四半期連続の最高益更新を遂げた。好決算を背景に株価は上場来高値圏を走る展開となっている。
同じく自動車部品・用品卸の大手で13位に入ったウェッズ <7551> [東証Ｓ]の10-12月期(第3四半期)は、新車販売が徐々に持ち直すなか、主力のアルミホイールを中心に販売を伸ばし、四半期ベースの過去最高益を4年ぶりに塗り替えた。業績好調に伴い、23年3月期通期の経常利益予想を9期ぶり最高益見通しに上方修正するとともに、配当も増額修正した。株価は2月27日に約4年8ヵ月ぶりの高値789円をつけている。
選出リストには、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けた需要増加を背景に業績を伸ばすIT関連企業が目立つ。14位のアイエックス・ナレッジ <9753> [東証Ｓ]は金融業界に強みを持つシステムインテグレータ。10-12月期(第3四半期)はシステム開発案件やシステムマネージメント案件が拡大したほか、原価低減や販管費の抑制も利益を押し上げた。
16位にリストアップされたテクノスジャパン <3666> [東証Ｐ]の10-12月期(第3四半期)は製造業や商社、小売業向けのERP(統合基幹業務)システム導入支援業務を中心に大きく伸び、経常利益は4.7億円と過去最高だった直前の7-9月期実績を21.6％上回って着地。4-12月期(第3四半期累計)経常利益は前年同期比18.7％増の11.8億円と通期計画12.4億円に対する進捗率は95.4％に達しており、業績上振れが確実とみられる。株価は9日に昨年来高値634円まで上値を伸ばす場面があった。
●利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】シリーズ ─────
・〔第1弾〕 34社選出 (時価総額1800億円以上)
・〔第2弾〕 35社選出 (時価総額600億～1800億円)
・〔第3弾〕 34社選出 (時価総額250億～600億円)
も併せてご覧ください。
┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名 上振れ率 10-12月 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高 PER
<2986> ＬＡホールデ 130 2585 1123 28.7 4800 3730 6.6
<1783> アジアＧＨＤ 118 1396 641 158 1778 689 6.8
<7792> コラントッテ 75.8 531 302 9.9 1050 955 14.7
<8038> 東都水 59.8 1625 1017 25.0 2800 2240 11.4
<6614> シキノＨＴ 58.3 296 187 44.2 600 416 37.7
<9145> ビイングＨＤ 47.7 567 384 9.0 1500 1376 13.0
<7466> ＳＰＫ 44.0 956 664 6.3 2430 2287 9.4
<9782> ＤＭＳ 43.7 740 515 12.9 1920 1701 6.0
<9325> ファイズＨＤ 43.7 421 293 78.1 1040 584 22.6
<3484> テンポイノベ 35.1 485 359 25.3 1235 986 24.1
<4013> 勤次郎 34.9 147 109 6.7 545 511 36.5
<7367> セルム 29.2 367 284 29.1 900 697 19.0
<7551> ウェッズ 27.3 1640 1288 19.0 2520 2118 6.9
<9753> ＩＸナレッジ 24.4 540 434 21.0 1492 1233 9.3
<1780> ヤマウラ 23.5 1160 939 13.9 2640 2317 12.4
<3666> テクノスＪ 21.6 478 393 4.1 1240 1191 13.7
<3457> ＡｎｄＤｏ 16.7 1563 1339 9.9 3300 3003 7.7
<9628> 燦ＨＤ 16.6 1173 1006 0.1 3390 3386 10.6
<4809> パラカ 14.9 725 631 2.6 2250 2192 12.9
<8158> ソーダニッカ 14.8 758 660 3.4 2110 2041 12.8
<9029> ヒガシ２１ 14.3 590 516 10.8 1850 1670 9.7
<6658> シライ電子 13.0 871 771 62.6 2400 1476 5.9
<4442> バルテス 10.8 348 314 67.6 972 580 33.4
<3798> ＵＬＳグルプ 9.8 616 561 8.9 1750 1607 15.0
<4709> ＩＤＨＤ 8.5 725 668 6.6 2250 2111 15.3
<9986> 蔵王産業 8.5 423 390 3.7 1385 1335 11.4
<7191> イントラスト 8.2 437 404 29.8 1530 1179 22.9
<3963> シンクロ 6.5 245 230 6.3 730 687 20.9
<4333> 東邦システム 6.4 434 408 12.8 1508 1337 13.3
<5121> 藤コンポ 5.2 1574 1496 10.9 5300 4778 5.2
<2359> コア 4.1 869 835 2.0 2500 2451 13.4
<7849> スターツ出版 3.7 508 490 5.9 1800 1699 10.8
<4396> システムサポ 3.2 448 434 22.0 1452 1190 18.7
<2674> ハードオフ 2.4 809 790 1.7 2300 2261 12.7
<3741> セック 1.6 387 381 12.0 1240 1107 21.4
<2307> クロスキャト 1.2 430 425 27.2 1490 1171 20.0
※ 2022年1月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
※過去最高益は同一会計基準内が対象。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。
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株探ニュース
最終回となる第4弾は、第1弾を配信した3月12日時点で時価総額が100億円以上250億円未満の銘柄を対象に、22年10-12月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄をリストアップした。
下表では、本決算月にかかわらず、22年10-12月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している36社を選び出し、10-12月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップとなったのはＬＡホールディングス <2986> [東証Ｇ]。10-12月期(第4四半期)の経常利益は前年同期比4.1倍の25.8億円に拡大し、3年ぶりに最高益更新を果たした。新築不動産販売部門で商業ビル2件の引き渡しが完了したことが収益を牽引した。併せて発表した23年12月期の経常利益は前期比28.7％増の48億円と3期連続で最高益を更新する見通しだ。業績好調に伴い、配当は前期比10円増の210円に増配する方針を示し、配当利回りは5％台で推移している。
3位に入った家庭用磁気治療器の製造・販売を手掛けるコラントッテ <7792> [東証Ｇ]の10-12月期(第1四半期)業績は、経常利益が5.3億円と過去最高だった前年同期を75.8％も上回って着地。主力のホールセール(卸売)部門で既存取引先から大口受注を獲得したほか、イーコマース部門では自社サイトやECモールの自社店舗での販売が好調だった。10-12月期経常利益の上期計画(5.7億円)に対する進捗率は93.2％に達しており、業績上振れが期待される。
5位のシキノハイテック <6614> [東証Ｓ]は電子システム事業で車載用半導体の生産増加に伴い半導体後工程検査装置の受注が増加したうえ、半導体の仕様に合わせた新製品用カスタムバーンイン関連商材が好調だった。また、製品開発事業では設備投資の持ち直しを背景にインフラ・産業機器市場向けカメラの出荷が伸び、10-12月期(第3四半期)は売上高、経常利益ともに四半期ベースの過去最高を達成した。好調な業績を踏まえ、23年3月期通期見通しを上方修正している。
7位にリスト入りした自動車部品専門商社のＳＰＫ <7466> [東証Ｐ]は円安効果やサプライヤーの値上げ前駆け込み需要などで輸出部門を中心に大きく伸び、10-12月期(第3四半期)の経常利益は前年同期比71.0％増の9.5億円と2四半期連続の最高益更新を遂げた。好決算を背景に株価は上場来高値圏を走る展開となっている。
同じく自動車部品・用品卸の大手で13位に入ったウェッズ <7551> [東証Ｓ]の10-12月期(第3四半期)は、新車販売が徐々に持ち直すなか、主力のアルミホイールを中心に販売を伸ばし、四半期ベースの過去最高益を4年ぶりに塗り替えた。業績好調に伴い、23年3月期通期の経常利益予想を9期ぶり最高益見通しに上方修正するとともに、配当も増額修正した。株価は2月27日に約4年8ヵ月ぶりの高値789円をつけている。
選出リストには、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けた需要増加を背景に業績を伸ばすIT関連企業が目立つ。14位のアイエックス・ナレッジ <9753> [東証Ｓ]は金融業界に強みを持つシステムインテグレータ。10-12月期(第3四半期)はシステム開発案件やシステムマネージメント案件が拡大したほか、原価低減や販管費の抑制も利益を押し上げた。
16位にリストアップされたテクノスジャパン <3666> [東証Ｐ]の10-12月期(第3四半期)は製造業や商社、小売業向けのERP(統合基幹業務)システム導入支援業務を中心に大きく伸び、経常利益は4.7億円と過去最高だった直前の7-9月期実績を21.6％上回って着地。4-12月期(第3四半期累計)経常利益は前年同期比18.7％増の11.8億円と通期計画12.4億円に対する進捗率は95.4％に達しており、業績上振れが確実とみられる。株価は9日に昨年来高値634円まで上値を伸ばす場面があった。
●利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】シリーズ ─────
・〔第1弾〕 34社選出 (時価総額1800億円以上)
・〔第2弾〕 35社選出 (時価総額600億～1800億円)
・〔第3弾〕 34社選出 (時価総額250億～600億円)
も併せてご覧ください。
┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名 上振れ率 10-12月 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高 PER
<2986> ＬＡホールデ 130 2585 1123 28.7 4800 3730 6.6
<1783> アジアＧＨＤ 118 1396 641 158 1778 689 6.8
<7792> コラントッテ 75.8 531 302 9.9 1050 955 14.7
<8038> 東都水 59.8 1625 1017 25.0 2800 2240 11.4
<6614> シキノＨＴ 58.3 296 187 44.2 600 416 37.7
<9145> ビイングＨＤ 47.7 567 384 9.0 1500 1376 13.0
<7466> ＳＰＫ 44.0 956 664 6.3 2430 2287 9.4
<9782> ＤＭＳ 43.7 740 515 12.9 1920 1701 6.0
<9325> ファイズＨＤ 43.7 421 293 78.1 1040 584 22.6
<3484> テンポイノベ 35.1 485 359 25.3 1235 986 24.1
<4013> 勤次郎 34.9 147 109 6.7 545 511 36.5
<7367> セルム 29.2 367 284 29.1 900 697 19.0
<7551> ウェッズ 27.3 1640 1288 19.0 2520 2118 6.9
<9753> ＩＸナレッジ 24.4 540 434 21.0 1492 1233 9.3
<1780> ヤマウラ 23.5 1160 939 13.9 2640 2317 12.4
<3666> テクノスＪ 21.6 478 393 4.1 1240 1191 13.7
<3457> ＡｎｄＤｏ 16.7 1563 1339 9.9 3300 3003 7.7
<9628> 燦ＨＤ 16.6 1173 1006 0.1 3390 3386 10.6
<4809> パラカ 14.9 725 631 2.6 2250 2192 12.9
<8158> ソーダニッカ 14.8 758 660 3.4 2110 2041 12.8
<9029> ヒガシ２１ 14.3 590 516 10.8 1850 1670 9.7
<6658> シライ電子 13.0 871 771 62.6 2400 1476 5.9
<4442> バルテス 10.8 348 314 67.6 972 580 33.4
<3798> ＵＬＳグルプ 9.8 616 561 8.9 1750 1607 15.0
<4709> ＩＤＨＤ 8.5 725 668 6.6 2250 2111 15.3
<9986> 蔵王産業 8.5 423 390 3.7 1385 1335 11.4
<7191> イントラスト 8.2 437 404 29.8 1530 1179 22.9
<3963> シンクロ 6.5 245 230 6.3 730 687 20.9
<4333> 東邦システム 6.4 434 408 12.8 1508 1337 13.3
<5121> 藤コンポ 5.2 1574 1496 10.9 5300 4778 5.2
<2359> コア 4.1 869 835 2.0 2500 2451 13.4
<7849> スターツ出版 3.7 508 490 5.9 1800 1699 10.8
<4396> システムサポ 3.2 448 434 22.0 1452 1190 18.7
<2674> ハードオフ 2.4 809 790 1.7 2300 2261 12.7
<3741> セック 1.6 387 381 12.0 1240 1107 21.4
<2307> クロスキャト 1.2 430 425 27.2 1490 1171 20.0
※ 2022年1月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
※過去最高益は同一会計基準内が対象。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。
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⇒⇒アンケートは4月2日午後6時までの予定ですが、回答数の状況で、予定より前に終了することもあります。お早めに、ご回答をお願い致します。
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