アクシージア---2Qは2ケタ増収・増益、期末配当(初配)の実施を発表
アクシージア<4936>は13日、2023年7月期第2四半期(22年8月-23年1月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比30.1%増の51.18億円、営業利益が同13.4%増の9.23億円、経常利益が同3.9%増の8.67億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同5.4%増の5.72億円となった。
国内化粧品市場においては、新型コロナウイルス感染症の影響が収束に向かい始めたことで経済活動の活性化が進み、インバウンド需要も回復しつつあり、少しずつ消費に回復の兆しが見え始めている。海外化粧品市場においては、依然としてウクライナ情勢の今後の展開や資源価格の動向の影響等もあり、先行き不透明な状況が続いている。中国市場は、ゼロコロナ政策からの転換により、一時的に新型コロナウイルス感染症の罹患者が爆発的に増加したが、年明けから落ち着きを取り戻しつつあり、人流に回復傾向が見られている。このような市場環境のもと、同社グループでは、中国本土で広告投資をすることにより販売力の一層強化と、次世代の成長製品の創出に取り組んできた。また、中国市場をターゲットとして、差別化できる製品開発を行っており、効果・効率を謳うことができる特殊化粧品の行政認可登録などを進めている。また、国内化粧品市場におけるインバンド需要の回復を見据え、2023年1月31日には「羽田エアポートガーデン店」をオープンする等、アフターコロナに向けた施策にも取り組んできた。
当第2四半期累計期間の売上高は、越境ECを含め中国国内での売上が好調に推移し、2ケタの増収となり、各利益も増益となった。
2023年7月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比26.0%増の103.51億円、営業利益が同11.3%増の18.18億円、経常利益が同2.9%増の17.97億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.0%増の11.72億円とする期初計画を据え置いている。
また、成長投資余力の確保と株主還元の両立を意識した経営を実践するため、2023年7月期における剰余金の配当として、1株につき14.00円の期末配当(初配)を実施することを発表した。
《SI》
提供:フィスコ