三菱UFJは朝高後伸び悩み、欧米金利上昇も金融システムへの警戒感続く
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>は朝高後、伸び悩む展開となっている。経営不振が続くスイスの金融大手、クレディ・スイス・グループの資金調達策や、米地銀のファースト・リパブリック・バンクに対する米大手行の支援策が伝わった。欧州中央銀行(ECB)が0.5%の大幅な利上げに踏み切ったことも加わり、16日は欧米金利に上昇圧力が掛かった。だが取引終了後の時間外取引でファースト・リパブリック・バンク<FRC>の株価は急落するなど不安定な値動きとなっている。金融システムへの警戒感がくすぶるなか、銀行株に対しては、金利上昇による利ザヤ改善を期待して上値を追う投資家は限られているようだ。
みずほフィナンシャルグループ<8411>も上げ幅を縮小。三井住友フィナンシャルグループ<8316>は下げに転じる場面がある。
出所:MINKABU PRESS
みずほフィナンシャルグループ<8411>も上げ幅を縮小。三井住友フィナンシャルグループ<8316>は下げに転じる場面がある。
出所:MINKABU PRESS