<注目銘柄>=日製鋼、国策関連として見直し人気へ
日本製鋼所<5631>の2400~2500円の水準は押し目買いチャンスと見ておきたい。大型鋳鍛鋼で世界屈指のシェアを誇るほか、樹脂製造や加工装置、電子デバイス製造装置など産業機械にも展開する。利益の中軸を担っているのは産機事業で、世界的な電気自動車(EV)シフトの流れを背景にリチウムイオン電池のセパレータ・フィルム製造装置などが収益に貢献している。
原発関連や防衛関連株などのテーマ性も持っている。原発関連では、鍛鋼部材を使った圧力容器で断トツの世界シェアを誇る。検査不正の問題が明るみに出たことはネガティブ材料には違いないが、今後繰り返されることはなく、株価的には既に織り込んだ状態とみてよさそうだ。一方、防衛関連では火砲システムのリーディングカンパニーとして存在感を示す。原発と防衛、この2つの分野は岸田政権が重点を置く国策にも沿うもので、来期以降、同社のビジネスチャンスが膨らむ公算が大きい。(桂)
出所:MINKABU PRESS
原発関連や防衛関連株などのテーマ性も持っている。原発関連では、鍛鋼部材を使った圧力容器で断トツの世界シェアを誇る。検査不正の問題が明るみに出たことはネガティブ材料には違いないが、今後繰り返されることはなく、株価的には既に織り込んだ状態とみてよさそうだ。一方、防衛関連では火砲システムのリーディングカンパニーとして存在感を示す。原発と防衛、この2つの分野は岸田政権が重点を置く国策にも沿うもので、来期以降、同社のビジネスチャンスが膨らむ公算が大きい。(桂)
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