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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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東証P
524円
前日比
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PTS
524.9円
15:01 11/25
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時価総額 828億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─東京市場の"もう1つの埋蔵金"に着目せよ!


「東京市場の“もう1つの埋蔵金”に着目せよ!」

●日米金利差による円安が日本株を支援

  どうも米国市場の様子がおかしい。NYダウは2月半ば以降、上がらなくなっているし、ナスダックS&P500は2月に入るとともに失速を開始、いまも下げ止まっていない。

 一方、東京市場の2月は保ち合いとなったものの、3月に入り急騰したのは、ご承知の通りだ。

 日米市場で何が違うのか。金利に対する見方、これが真逆になっていることがあげられる。米国では利上げ再加速の可能性が高まっているのに対し、日本は大規模金融緩和の継続を植田次期日銀総裁が半ば約束している。

 この違いは非常に大きい。これにより生じるのがドル高・円安である。一時1ドル=127円台まで上昇した円相場が、いまでは136~137円台だ。

 これは投資する立場から見ると、非常に好ましい。しかも、幸いなことに最近では円安に対する批判もほとんど聞かなくなった。円高歓迎論者たちも、円が130円から140円の間で推移する限り、あれこれ文句を言わないようであり、円は現在居心地のよい水準で推移していることになる。

 もちろん、時々は円も上昇する。10日はNYダウの急落に加え、円安一服とあって、日経平均株価は一時500円以上も下げてしまったが、日米の金融政策に違いがある以上、円高への揺り戻しは永続的なそれではなく一時的なものと考えてよい。

●投資魅力大のファッション関連株

 加えて、東京市場では月末近くまで配当取り投資が続く。これは非常にインパクトがあり、配当利回り4%以上の銘柄だけでなく、3%台の銘柄でも買いが入り続けるだろう。それだけ配当取り狙いの買いは強烈だ。

 そのため、いまは「東京市場での埋蔵金探しは高配当銘柄で」となろうが、実は他のエリアにも「埋蔵金」は埋まっている。

 どこに? それはファッションの世界だ。春が訪れ、コロナ禍も次第に薄れ、業績も順調に推移している企業が出てくる。十分とはいえないものの給料も増える企業もあり、気持ちも晴れやかになって来る。こうなると、ファッションにも気を配る余裕が出てくる。

 当然そうした願望、ニーズに応えられる企業の株価は次第に上昇することになるので、私に言わせると投資魅力は大となる。

 そこで具体的には、まずは靴の小売り最大手のエービーシー・マート <2670> [東証P]になる。革靴を新調する人もいるだろうが、スニーカーの購入者はそれ以上に多くなりそうだ。スポーツ好きの人は「ランニングシューズを」となるだろうから、アシックス <7936> [東証P]も投資対象となる。

 眼鏡はどうか。もちろん新調する人が増えるため、パリミキホールディングス <7455> [東証P]、ジンズホールディングス <3046> [東証P]でよい。

 しかし、ファッションのメインはなんと言ってもお洒落な衣料であり、関連企業も多い。そこで、ブランド力は高いもののコロナ禍で苦境に陥っていたが、いまでは蘇生に向かいつつある――こんな企業の中からオンワードホールディングス <8016> [東証P]、三陽商会 <8011> [東証P]、ワールド <3612> [東証P]、ルックホールディングス <8029> [東証S]の4社になる。

 そして、もう1社。「コロナ禍でも躍進を続けて伸び盛り」のパルグループホールディングス <2726> [東証P]がある。運営する「CIAOPANIC(チャオパニック)」は女性たちで溢れていて、株価も押し上げてくれそうだ。

 東京市場に春風が吹いている時でもあるし、ファッション関連株に目を向けてみよう。

2023年3月10日 記

株探ニュース

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