積水ハウスが強さ発揮、増配・自社株買い・中期計画発表で買い呼び込む
積水ハウス<1928>は全体下げ相場に逆行して強調展開、きょうで6日続伸と気を吐いている。9日取引終了後に発表した23年1月期決算は営業利益段階で前の期比14%増の2614億8900万円と2ケタ成長を確保した。また、続く24年1月期の営業利益予想については前期比微増ながら2650億円と増益を見込んでおり、3期連続の過去最高利益更新を見込む。都市開発、賃貸・事業用建物、仲介・不動産など各事業部門の成長が継続し、国際事業の落ち込みをカバーする見通しだ。
好業績を背景に株主還元も強化する方針にあり、23年1月期の年間配当を従来計画の104円から110円(前の期実績は90円)に増額、24年1月期については、更に8円増配となる118円を計画している。加えて、発行済み株式数の2.72%相当の1800万株、金額ベースで400億円を上限とする自社株買いも行う。また、4月26日付で2200万株の自社株を消却することも併せて発表している。このほか、26年1月期に営業利益3180億円を目指す中期経営計画も開示している。これらが好感される形で買いを引き寄せているが、全体相場が急落するなか上値も重い状況にある。
出所:MINKABU PRESS
好業績を背景に株主還元も強化する方針にあり、23年1月期の年間配当を従来計画の104円から110円(前の期実績は90円)に増額、24年1月期については、更に8円増配となる118円を計画している。加えて、発行済み株式数の2.72%相当の1800万株、金額ベースで400億円を上限とする自社株買いも行う。また、4月26日付で2200万株の自社株を消却することも併せて発表している。このほか、26年1月期に営業利益3180億円を目指す中期経営計画も開示している。これらが好感される形で買いを引き寄せているが、全体相場が急落するなか上値も重い状況にある。
出所:MINKABU PRESS