<注目銘柄>=WSCOPE、EV基幹部品関連として要マーク
ダブル・スコープ<6619>に注目したい。同社はリチウムイオン二次電池用セパレーターの専業メーカーで独自の高分子フィルム技術(メンブレンフィルムのウェット製法)に強みを持ち、高水準の世界シェアを獲得している。欧州連合(EU)欧州議会が2月14日、ガソリン車などの内燃機関車の新車販売を2035年までに事実上禁止する法案を採択した。今後EU各国の正式承認を経て法制化される見通し。電気自動車(EV)へのシフトが更に加速する状況にあり、EV基幹部品であるリチウムイオン電池関連の一角の同社には関心が集まりやすい局面となりつつある。
23年12月期は今後の生産拡大に向けた先行投資コスト増や、想定為替レートを1ドル=125円と実勢よりも円高で設定し減益見通しとなっているが、EV需要の伸びなどで市場には大幅上振れ観測も出ている。株価は減益予想を受けて調整を余儀なくされたが高技術力を背景に中期成長期待は高く、1200円台の株価は再評価余地が大きい。(れい)
出所:MINKABU PRESS
23年12月期は今後の生産拡大に向けた先行投資コスト増や、想定為替レートを1ドル=125円と実勢よりも円高で設定し減益見通しとなっているが、EV需要の伸びなどで市場には大幅上振れ観測も出ている。株価は減益予想を受けて調整を余儀なくされたが高技術力を背景に中期成長期待は高く、1200円台の株価は再評価余地が大きい。(れい)
出所:MINKABU PRESS