株ブロガー・さなさえ:3月相場は割安&先高感がある株を選んでいきましょう【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2023年2月22日16時に執筆
おはこんばんちは。年度末…そしてTBS『オールスター感謝祭』の時期が近づいてきました…皆様お元気でしょうか。株ブログ『さなさえの麗しき投資ライフ』の筆者、さなさえです。
夕刊フジ主催・株1グランプリ準優勝者(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も、はや7回目。今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。
<3月相場のアノマリーとは?>
個人投資家の皆様におかれましては、年度末、そしてTV業界で迎える番組改編期を前に『節分天井に彼岸底』なんて言葉を意識される方もいらっしゃるのではないでしょうか。簡単に言えば「株価というものは、例年2月上旬の節分の時期に高値をつけてから徐々に下げ、3月中旬の彼岸の時期に底をつける」という、いわゆるアノマリーです。
そして事実、日経平均株価はここまで堅調だったものの、今週に至っては25日移動平均線を割り込んできています。ちょうど、2月6日の高値2万7821円をつけてから、3月相場に向けて調整に入っているように見えますね。その要因は、米国FRB高官らのタカ派発言から、米CPIなどで根強いインフレ圧力が確認された事もあって、市場は利上げ長期化への懸念が浮上しているからです。
目先はグロース株へは逆風が吹きやすい相場に突入したと言え、わたしはこういう相場では、決算期を通過した直後でもありますので、「好業績なバリュー株」を狙うようにします。これに関しては以前も書きましたが、株の基本は業績ですからね。このパターンでは思惑で動く株から、現実的な期待が持てる株に資金をシフトする、という事でもあります。
さらに1月30日に東証は「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議の論点整理及び論点整理を踏まえた東証の対応について」を発表し、断続的にPBRが1倍を割れている会社に対して改善策などを開示するべし、としました。この為、今後その条件に当たる企業は、自社株買いや増配、株主優待の新設などを講じてくる可能性が高まっています。
つまり、そういった割安な株に先高感が出てきている…という事です。むしろ、わたしは3月のみならず、大きく相場が好転するまでは前述した条件の銘柄を狙いを絞っていったほうが無難だと考えます。
<直近で注目した株は?>
直近2月21日の大引け後に自社株買いを発表したノジマ<7419>は、都内への出店を推進しており、インバウンド期待がありそうな銘柄としてチェックしました。2月22日終値時点でPERは5.2倍、PBRでは0.86倍と割安感はありますね。後は業績面でのサプライズなどがあれば面白そうですね。三菱ケミカルグループ<4188>は上方修正の発表から人気化していますし、世界的な鉄鋼ニーズの高まりもあって日本製鉄<5401>にも買いが流入しているようです。さらにキヤノンマーケティングジャパン<8060>も上方修正の発表から野村証券が目標株価を引き上げ、3800円としています。
そして最後のおまけに…リスキング関連の成長企業であるSchooが資金調達を完了したとの報道から、国策でもある同関連へ資金の流れがきているようなのでチェックしています。オンライン英会話のレアジョブ<6096>は決算も良好でチャートも復調してきていますね。同じ英語学習のプログリット<9560>、資格講座のKIYOラーニング<7353>も上昇トレンドを継続されています。さらにリスキング以外に、ChatGPT、高度人材紹介など、足元で人気化しているテーマ性を内在したランサーズ<4484>も面白そうだと見ています。
今回は以上です。
ここ最近のわたしのブログでは、ご紹介した注目株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として注目銘柄をピックアップして、毎月その値幅を計測しています。ご興味があれば覗きに来て下さい。もちろん、株の情報以外のネタも…怖いもの見たさでもどうぞ (笑)ではでは。Have a nice trade.
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執筆者名:さなさえ
ブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』
《TY》
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