三井住友FGが6000円台に乗せる、3月会合での日銀政策修正の思惑で銀行株を物色
三井住友フィナンシャルグループ<8316>が連日で昨年来高値を更新した。後場に上げ幅を拡大し、6000円台に乗せた。日銀の黒田東彦総裁にとって最後となる金融政策決定会合が3月9~10日に開かれる。元日銀審議委員の植田和男氏が次期総裁に就任する見込みのなか、4月の新体制への移行を円滑に進めるため、3月の決定会合で黒田総裁が現行の異次元緩和策を修正する可能性があると指摘する向きが一部であるようだ。サプライズ的な政策修正によって、銀行の収益環境が改善に向かうとの思惑が銀行株の支えとなっているとみられている。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>やみずほフィナンシャルグループ<8411>、りそなホールディングス<8308>もそろって上昇している。
出所:MINKABU PRESS
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