Orchestra Holdings---22年12月期は2ケタ増益、デジタルマーケティング事業の利益が順調に増加
Orchestra Holdings<6533>は14日、2022年12月期連結決算を発表した。売上高が103.77億円、営業利益が前期比7.0%増の13.50億円、経常利益が同8.8%増の14.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.7%増の8.53億円となった。「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当年度の期首から適用しており、2022年12月期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっている。同基準の適用により、売上高に重要な影響が生じ、前期と比較することは適切でないため、対前期増減率は記載していない。
デジタルトランスフォーメーション事業の売上高は前年同期比17.1%増の48.05億円、セグメント利益(営業利益)は同30.9%減の3.19億円となった。事業開始からM&Aを推進し、同時にIT人材の採用を行うことで開発体制の拡充を進めてきた。IT利活用の多様化・高度化に伴い拡大するIT需要を取り込み、各種Webシステム開発、スマホアプリ開発、クラウドインテグレーション等の案件を受注している。
デジタルマーケティング事業の売上高は46.95億円(収益認識会計基準適用前の前年同期は119.26億円)、セグメント利益(営業利益)は同24.0%増の21.23億円となった。インターネット広告市場が堅調に伸長する環境のもと、主力サービスである運用型広告を中心に、既存取引先からの受注額の増額や新規取引先の獲得が順調に推移している。
その他の売上高は同46.8%増の10.22億円、セグメント損失(営業損失)は0.69億円(前年同期は0.21億円の損失)となった。「チャットで話せる占いアプリ-ウラーラ」を主力としたプラットフォーム事業や、タレントマネジメントシステム「スキルナビ」の開発・販売、新規事業等に取り組んでいる。
2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比20.4%増の125.00億円、営業利益が同20.7%増の16.30億円、経常利益が同17.1%増の16.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.1%増の10.00億円を見込んでいる。
《YI》
提供:フィスコ