サスメド---東北大学、日本腎臓リハビリテーション学会と慢性腎臓病患者向けの治療用アプリの患者登録完了
サスメド<4263>は、17日、東北大学ならびに日本腎臓リハビリテーション学会と進めていた慢性腎臓病患者向けの治療用アプリの臨床試験について試験参加登録数が予定人数に達し、患者登録を完了したことを発表。
日本国内の透析患者は35万人を超え、透析治療の医療費は患者一人当たり年間500万円と高額なことから、透析にかかる医療費は総医療費の4%(およそ1兆7,500億円)を占めるほどに上っており、日本の社会保障費の適正化を図る上で、慢性腎臓病患者の透析への移行を食い止めることが喫緊の課題となっている。
医療の質の向上と効率性の向上を両立させるために、情報技術の活用が求められ、ソフトウェア医療機器を用いた疾患の治療が進められている。スマートフォン保有率は60歳以上の世帯でも82.1%を占め、今後さらに普及率が増加していくことが予想されている。三者は、スマートフォンの今後の普及率増加と、医療者不足の課題を鑑み、治療用アプリを通じた腎臓リハビリテーションの提供は、より一層医療ニーズに合致していくと考えている。
《YI》
提供:フィスコ