富士ソフト---22年12月期は増収増益、期末配当の増配を発表
富士ソフト<9749>は14日、2022年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比8.1%増の2,787.83億円、営業利益が同8.5%増の182.72億円、経常利益が同6.8%増の192.05億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同24.6%増の113.79億円となった。
SI(システムインテグレーション)事業の売上高は前期比7.5%増の2,631.43億円、営業利益は同8.3%増の167.74億円となった。組込系/制御系ソフトウェアにおいては、機械制御系が好調に推移、自動車など各分野も堅調に推移し、増収・増益となった。業務系ソフトウェアにおいては、システムインフラ構築を中心に各分野が好調に推移し増収となり、営業利益は、不採算案件が発生したものの、増収により増益となった。プロダクト・サービスにおいては、前年に好調であった他社ライセンス及びハードウェアの販売の反動減や、子会社における販売代理店契約終了の影響等により減収・減益となった。アウトソーシングにおいては、保守サービス案件の増加等により増収・増益となった。
ファシリティ事業の売上高は前期比1.6%増の26.54億円、営業利益は同14.7%減の8.15億円となった。
その他の売上高は前期比25.1%増の129.85億円、営業利益は同74.4%増の6.82億円となった。BPOサービス、コールセンターサービスともに地方自治体向けの案件が堅調に推移した。
2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.6%増の3,000.00億円、営業利益が同9.5%増の200.00億円、経常利益が同5.7%増の203.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.1%増の123.00億円としている。
また、同日、2022年12月期の期末配当金を前回予想から18.00円増配の73.00円とすることを発表した。これにより1株当たり年間配当金は127.00円(前期比75.00円増配)となる。
《YI》
提供:フィスコ