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今日の為替市場ポイント:ドル売り・円買いは抑制される可能性


14日のドル・円は、東京市場では132円47銭から131円79銭まで下落。欧米市場では131円52銭まで下落した後、133円32銭まで上昇し、133円08銭で取引終了。本日15日のドル・円は主に133円台で推移か。米インフレ率のすみやかな低下は期待できないことから、目先的にドル売り・円買いは抑制される可能性がある。

14日発表の米1月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.5%、同コア指数は前月比+0.4%と市場予想と一致したが、前年比の伸び率は市場予想を上回った。米インフレが短期間で緩和する可能性は低いため、米連邦準備制度理事会(FRB)は緩やかな利上げ軌道を維持する公算が大きい。早期利下げ観測は後退し、米政策金利は5%台前半まで上昇し、その水準を長期間維持するとの見方が増えている。14日の米国株式はまちまちの動きとなったが、先行きについて強気予想は減っている。為替については米政策金利の高止まりを想定して目先的にリスク選好的なドル買いが強まる可能性がある。

《CS》

 提供:フィスコ

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