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ファンドマネジャーは景気を巡る悲観は後退も株高継続の確信はなし=米国株

NY株式13日終値
ダウ平均   34245.93(+376.66 +1.11%)
S&P500    4137.29(+46.83 +1.14%)
ナスダック   11891.79(+173.67 +1.48%)

 きょうは米大手銀が毎月公表しているファンドマネジャー調査が伝わった。2月分の調査では、株式市場は成長とインフレ低下への楽観的な見方で上昇はしているが、多くの投資家は株高が続くとまで確信してはいないことが分かった。

 調査に参加した約66%が、いまの株高は弱気相場の中の上昇に過ぎないと回答。新たな安値に向かうと想定していることを示唆した。一方、世界経済のリセッション(景気後退)を見込む回答は24%と、ピークだった昨年11月の77%からは減少している。経済成長に関する悲観の度合いは1年ぶりの低さとなり、向こう12カ月にインフレが一段と和らぐと見込む回答も83%に上昇した。

 一方、調査にあたったストラテジストによれば、株式のポジショニングはまだ軽く、直ちに株価下落を引き起こすような状況ではないという。約31%が株式をアンダーウエートにしており、この割合は昨年9月のピークの52%から低下している。ただ、過去平均に比べるとまだ高い。現金への配分は今月低下し、昨年2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まる直前に見られた水準になった。

 米国株と欧州株は2022年に弱気相場入りしたが、今年はインフレ低下の兆候で中央銀行が利上げペースを緩めるとの期待や中国の経済再開、欧州での天然ガス価格下落などで上昇している。

 昨年弱気だった同ストラテジストは先週、S&P500が直近終値から約1.5%高の4200を超えたら売りで入るよう勧めている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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