トレードワークス---22年12月期は売上高30億円の大台を突破、金融ソリューション事業が順調に推移
トレードワークス<3997>は10日、2022年12月期連結決算を発表した。売上高が32.70億円、営業利益が3.18億円、経常利益が3.27億円、親会社に帰属する当期純利益が2.00億円となった。2022年12月期より連結財務諸表を作成しており、2021年12月期の数値及びこれに係る対前期増減率については記載していない。また、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、2022年12月期に係る各数値は、当該会計基準等を適用した後の数値となっている。
金融ソリューション事業の売上高は28.80億円となった。暗号資産取引システム「TradeAgent スマートフォンソリューション」のサービス提供を開始した。また、米国株ネット取引システムを中心とした基盤事業である証券会社向けソフトウエア開発のサービス提供及びクラウドサービスの提供も順調に推移した。
FXシステム事業の売上高は1.59億円となった。当事業の主力である「TRAdING STUDIO」LIONチャートPlus+機能強化版(PC版)のサービス提供の開始が遅れた。
セキュリティ診断事業の売上高は0.41億円となった。当第4四半期において新規顧客へのサービス提供、遅延していた数社の契約更新があった。
デジタルコマース事業の売上高は0.58億円となった。リアル/デジタル体験型店舗ライブマーケティングCAFE manorda岩手店のシステム提供を開始した、また、メタバースソリューション第一弾として国政・県政・市政の活動支援のための「広報メタバースソリューション」のサービス提供を開始した。
ソフトウエア受託開発及びITコンシェルジュサービス事業の売上高は1.31億円となった。2019年より取り組んでいたSALESFORCEによる開発の売上が堅調に推移した。また、新規顧客へのコンシェルジュサービスのシステムの提供及びサービスを開始した。
2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.0%増の35.00億円、営業利益が同6.7%増の3.40億円、経常利益が同3.8%増の3.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.8%増の2.20億円を見込んでいる。
《NS》
提供:フィスコ