IC---1Qは増収減益、経営基盤構築に向けた投資先行
IC<4769>は10日、2023年9月期第1四半期累計(2022年10月1日-2022年12月31日)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比0.1%増の21.17億円、営業利益は同25.3%減の1.56億円、経常利益は同27.7%減の1.63億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同28.6%減の1.03億円だった。
同社が事業を展開する情報サービス産業では、ウィズコロナの新たな段階への移行が進められる中、ビッグデータ、AI、IoTを活用したデジタルトランスフォーメーション、EC、電子決済、リモートワーク環境整備など、デジタルサービスに対する社会的需要がますます高まっている。一方で同社グループは、今後の経営・事業環境の変化に対応し、将来の持続的成長を目指すべく、新たな長期ビジョン「VISION 2031」及び2023年9月期を初年度とする3か年の中期経営計画「co-creationValue 2025」を策定している。同中期経営計画は、長期ビジョン達成に向けた経営基盤の構築を行う期間と位置付けられており、「VISION 2031」で目指す姿の実現に向け、更なる成長の基盤づくりを着実に進めている状況だ。こうした事業環境の下、売上高に関しては前年を上回ったが、利益面に関しては、積極的な投資によって前年を下回った。
《SI》
提供:フィスコ