三菱UFJが上昇、「日銀次期総裁に植田氏」と伝わり収益環境の改善期待
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が上昇している。前週末10日の取引終了後、政府が日銀の次期総裁について、元日銀審議委員の植田和男氏を起用する人事を固めたと複数のメディアが報じた。同日夜、植田氏は記者団に対し「現状では金融緩和の継続が必要」との見方を示したという。ただ市場では、現行の「異次元」の金融緩和策が正常化に向かい、イールドカーブ・コントロール(YCC)政策も撤廃されるとの思惑が広がりつつある。銀行株には低金利環境の終息による収益改善を期待した買いが集まったようだ。
原油相場の上昇などを背景としたインフレ懸念から、米長期金利が上昇したことも、金融株の買いを誘う要因となっている。三井住友フィナンシャルグループ<8316>やみずほフィナンシャルグループ<8411>、りそなホールディングス<8308>も堅調に推移している。
出所:MINKABU PRESS
原油相場の上昇などを背景としたインフレ懸念から、米長期金利が上昇したことも、金融株の買いを誘う要因となっている。三井住友フィナンシャルグループ<8316>やみずほフィナンシャルグループ<8411>、りそなホールディングス<8308>も堅調に推移している。
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