阿波製紙が一時S高、23年3月期最終利益予想を上方修正
阿波製紙<3896>が急伸し一時ストップ高の756円に買われる場面があった。9日の取引終了後、23年3月期連結業績予想で純利益を2億円から3億9000万円(前期比37.9%増)へ上方修正し、あわせて未定としていた期末配当予想を3円50銭にし、4期ぶりに復配することが好感されている。
第4四半期(1~3月)において投資有価証券売却益を計上する予定であるという。なお、原燃料価格等の値上がりを受けた販売価格の引き上げ及び円安による影響から、売上高は164億円から171億円(同13.8%増)へ上方修正した一方、営業利益は販売単価の引き上げを上回る原燃料価格の上昇などによる影響が大きく、4億円から2億8000万円(同3.9%増)に下方修正した。
同時に発表した第3四半期累計(22年4~12月)決算は、売上高127億2000万円(前年同期比15.0%増)、営業利益3億7400万円(同3.2倍)、純利益3億1500万円(同3.2倍)だった。自動車関連資材の需要回復傾向が続いていることに加えて、水処理用分離膜が海水淡水化プラント用途や工業用プロセス水製造装置用途で増加。また、一部製品の値上げを行ったことや物流の混乱緩和で輸送費が減少したことも寄与した。
出所:MINKABU PRESS
第4四半期(1~3月)において投資有価証券売却益を計上する予定であるという。なお、原燃料価格等の値上がりを受けた販売価格の引き上げ及び円安による影響から、売上高は164億円から171億円(同13.8%増)へ上方修正した一方、営業利益は販売単価の引き上げを上回る原燃料価格の上昇などによる影響が大きく、4億円から2億8000万円(同3.9%増)に下方修正した。
同時に発表した第3四半期累計(22年4~12月)決算は、売上高127億2000万円(前年同期比15.0%増)、営業利益3億7400万円(同3.2倍)、純利益3億1500万円(同3.2倍)だった。自動車関連資材の需要回復傾向が続いていることに加えて、水処理用分離膜が海水淡水化プラント用途や工業用プロセス水製造装置用途で増加。また、一部製品の値上げを行ったことや物流の混乱緩和で輸送費が減少したことも寄与した。
出所:MINKABU PRESS