米経済は金利が高止まりの中で減速の見通し　ただ、ＦＲＢは簡単に利下げはしない

　市場からは、米経済は金利が高止まりの中で減速する見通しだが、ＦＲＢは簡単に利下げはしないとの指摘も出ている。米経済はダウンシフトしており、第１四半期のＧＤＰはマイナス０．６％に縮小する可能性が高い。しかし、ＦＲＢは金融引き締めをインフレ圧力が永続的に収まるまで続けるという。

　ＦＲＢが今後２回のＦＯＭＣでそれぞれ０．２５％ポイントずつ利上げすると予想しているが、利上げの正確な幅について現在は、確信が持てない。ターミナルレート（最終到達点）がより不透明となる中、市場予想とは異なり、ＦＲＢが経済低迷の最初の兆候が出た時に直ちに利下げに転じることはないとの見方を依然として維持しているとしている。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美