村田製は3日続伸、今期業績予想引き下げも電子部品需要の持ち直しに期待
村田製作所<6981>は3日続伸。同社は2日の取引終了後、23年3月期第3四半期累計(22年4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を下方修正した。また、米アップル<AAPL>が2日発表した22年10~12月期決算は減収減益となった。もっとも、スマートフォン市場の停滞によるアップルの業績低迷は、ある程度は織り込まれていたとみられている。アップルの株価は時間外取引で下落したものの、その後一時上げに転じる場面もあるなど底堅く推移しているようだ。今後のアップルの業績の回復に伴って、村田製の電子部品需要が持ち直しに向かうことを期待した買いが入ったようだ。
村田製は今期の売上高予想を1兆8200億円から1兆6800億円(前期比7.3%減)、最終利益予想を2970億円から2260億円(同28.1%減)に引き下げた。スマートフォンやパソコンの市場低迷と在庫調整の長期化を背景に、電子部品需要の減少が見込まれるほか、生産高の減少による操業度損も発生し、利益を押し下げる。想定為替レートはこれまでの1ドル=140円から23年1~3月期は1ドル=127円と円高方向に見直した。
出所:MINKABU PRESS
村田製は今期の売上高予想を1兆8200億円から1兆6800億円(前期比7.3%減)、最終利益予想を2970億円から2260億円(同28.1%減)に引き下げた。スマートフォンやパソコンの市場低迷と在庫調整の長期化を背景に、電子部品需要の減少が見込まれるほか、生産高の減少による操業度損も発生し、利益を押し下げる。想定為替レートはこれまでの1ドル=140円から23年1~3月期は1ドル=127円と円高方向に見直した。
出所:MINKABU PRESS