スパークス・グループ---3Q減収なるも、未定としていた期末配当の実施を発表
スパークス・グループ<8739>は1月31日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。営業収益が前年同期比5.9%減の99.80億円、営業利益が同13.7%減の42.22億円、経常利益が同2.2%減の46.47億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同15.2%減の31.22億円となった。
当第3四半期末運用資産残高は、14,754億円と前期末比5.2%減となったが、未来創生3号ファンドの追加設定等により、当第3四半期における残高報酬は前年同期比3.1%増の96.77億円となった。また、成功報酬は同88.0%減の1.24億円となり、営業収益は減収となった。営業費用及び一般管理費に関しては、同0.8%増の57.57億円となった。これは、主にボーナス等の引当て及びオフィス関連費用が減少した一方で、専門家報酬及び旅費交通費が増加し、結果として前年同期と同水準となった。
2023年3月期の連結業績予想については、同社グループの主たる事業である投信投資顧問業は、業績が経済情勢や相場環境によって大きな影響を受ける状況にあるため、将来の業績予想は難しいと認識している。なお、同社グループの重要な経営指標の一つである運用資産残高は、原則として毎月月初5営業日以内に、前月末速報値を別途開示している。
同日、2023年3月期の当社の期末配当について、これまで配当予想を未定としていたが、財務状況や今後の業績等を総合的に検討した結果、引き続き安定した財務状況にあること、及び基礎収益が増加していること等から、前期末の普通配当と同額(株式併合調整後)の1株あたり60.00円の期末普通配当の実施を発表した。
《NS》
提供:フィスコ