NSW---3Q増収、エンベデッドソリューションの売上高・利益ともに順調に増加
NSW<9739>は30日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.3%増の317.57億円、営業利益が同0.2%減の33.92億円、経常利益が同0.1%増の34.41億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1.8%減の23.23億円となった。
エンタープライズソリューションの受注高は前年同期比20.8%増の113.32億円、売上高は同9.4%減の92.58億円、営業利益は同18.0%減の10.30億円となった。売上高については、小売業向けや官公庁・団体向けのシステム開発が堅調に推移したが、製造業向けシステム開発の一部遅れなどもあり減収となった。利益については、減収に伴う利益減のほか、研究開発にかかる費用の増加等により減益となった。
サービスソリューションの受注高は同20.8%増の91.93億円、売上高は同13.1%増の91.93億円、営業利益は同6.5%減の2.97億円となった。売上高については、デジタルソリューション、クラウド・インフラサービスともに堅調に推移し増収となった。利益については、一部の低採算案件による影響や事業拡大に向けた体制強化および戦略的投資により減益となった。
エンベデッドソリューションの受注高は同8.9%増の71.80億円、売上高は同17.8%増の70.61億円、営業利益は同29.2%増の10.70億円となった。売上高については、オートモーティブ・モビリティ分野、通信・設備機器分野を中心に好調推移し増収となった。利益については、増収に伴う売上総利益の増加により増益となった。
デバイスソリューションの受注高は同12.5%増の63.01億円、売上高は同2.2%増の62.43億円、営業利益は同0.3%減の9.94億円となった。売上高については、半導体設計・開発分野が堅調に推移し増収となった。利益については、前年同期の高収益案件の反動で減益となった。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比3.6%増の450.00億円、営業利益は同1.6%増の50.00億円、経常利益は同0.3%増の50.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同0.6%減の34.50億円とする期初計画を据え置いている。
《NS》
提供:フィスコ