スペースシャワーネットワーク---3Q営業利益257.1%増、業績予想の上方修正を発表
スペースシャワーネットワーク<4838>は27日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比14.8%増の113.38億円、営業利益が同257.1%増の1.67億円、経常利益が同28.3%減の3.54億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同36.0%減の2.59億円となった。
メディア セグメントの売上高は前年同期比7.5%減の36.66億円、セグメント利益(経常利益)は同13.2%減の3.37億円となった。有料放送事業において、番組販売売上が減少したことなどにより、前年同期比で減収減益となった。映像制作事業においては、ライブの映像収録案件等の受注が増加したが助成金収入が減少したことにより、前年同期比で増収減益となった。
ライブ・コンテンツ セグメントの売上高は同43.3%増の44.26億円、セグメント利益(経常利益)は同89.0%増の1.14億円となった。ライブハウス事業やエンターテイメントカフェ事業など店舗ビジネスにおいては、コロナ禍からの回復傾向が続き、前年同期比で増収増益となった。また、イベント事業においては、当第1四半期に開催した、投資フェーズにある新たな大型イベント「SWEET LOVE SHOWER SPRING 2022」や「POP YOURS」の立ち上げに伴い、コスト負担が増加したものの、2022年8月に同社主催の夏の野外音楽フェス「SWEET LOVE SHOWER 2022」を3年ぶりに開催し、前年同期比で増収増益となった。
ソリューション セグメントの売上高は同15.1%増の32.45億円、セグメント損失(経常損失)は1.04億円(前年同期は0.39億円の利益)となった。ディストリビューション事業において、音楽配信売上が増加したが、音楽配信の運営体制強化に向け、人員の再配置に伴う人件費等の固定費や配信システムの運用コストが増加したことなどにより、前年同期比で増収減益となった。また、ファンクラブ事業において、受託案件が減少したことなどにより、前年同期比で減収減益となった。
2023年3月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比10.5%増(前回予想比0.4%増)の153.25億円、営業利益が0.63億円(同0.74億円増)、経常利益が同6.4%減(同13.6%増)の5.16億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同39.9%減(同2.8%増)の3.44億円としている。
《SI》
提供:フィスコ