新興市場銘柄ダイジェスト:TDSEは大幅に3日続伸、アクシージアが大幅に反落
<4563> アンジェス 135 +9
大幅に反発。NF-κBデコイオリゴDNAについて、慢性椎間板性腰痛症を対象とした国内開発を開始すると発表している。後期第1相臨床試験で高い安全性が確認されたことから、第2相臨床試験を行うことを決めた。今後は臨床試験のプロトコールなど当局との交渉を進める。NF-κBは、活性酸素などによる刺激が外部から与えられた時、細胞が炎症反応や免疫反応を惹起させるために活性化する主要な転写因子。
<5032> ANYCOLOR 5310 +315
大幅に4日ぶり反発。運営するVTuber/バーチャルライバーグループ「にじさんじ」が2月10日からオフィシャルストアで「にじさんじタロット」グッズの販売を開始すると発表している。タロットカードセット、アクリルブロックキーホルダー、缶バッジなどを販売する。グッズ販売に加え、株価の軟調推移が続いたことから自律反発に期待する期待も買いを支えているようだ。
<7046> TDSE 1869 +137
大幅に3日続伸。23年3月期の営業利益予想を従来の2.37億円から2.58億円(前期実績2.17億円)に上方修正している。フロー型ビジネス(コンサルティングサービス)で大規模・長期化の効果が続く見通しのほか、ストック型サービスではサービス拡張や販売チャンネル拡大でソーシャルアナリティクスツール「NetBase」が伸びたことも利益を押し上げる見通し。第3四半期累計(22年4-12月)は前年同期比61.8%増の2.33億円で着地した。
<4936> アクシージア 1320 -172
大幅に反落。東証の承認を受け、2月17日に東証グロース市場から東証プライム市場に上場区分を変更すると発表している。併せて株式売出し265万株、オーバーアロットメントによる売出し39万7400株(上限)を実施する。流通株式比率がプライム市場の新規上場基準(35%以上)を充たしていないため、株式売出しで上場基準に適合させる。売出しに伴い株式需給が悪化するとの懸念から、売り優勢となっているようだ。
<9219> ギックス 1783 +300
ストップ高。23年6月期第2四半期累計(22年7-12月)の営業利益を前年同期比1046.7%増の1.95億円と発表している。従来から取引のある大手クライアント企業でデータインフォームドサービスの利用継続・拡大が順調に進展し、多くの案件を受注した。新規顧客開拓も並行して推進し、大幅な増益につながった。通期予想は前期比110.5%増の2.08億円で据え置いた。進捗率は93.8%に達している。
<7047> ポート 1262 +42
大幅に4日ぶり反発。対話型AIチャットボット「ChatGPT」を活用したインサイドセールスの自動化について検証を開始すると発表している。エネルギー領域で土曜・日曜や深夜帯に寄せられるユーザーからの問い合わせに対し、ChatGPTを使った問い合わせ対応システムの提供を検証する。ChatGPTは、人工知能研究所の米OpenAIが開発した対話式の言語モデルを採用したAIシステムで、強化学習によって流暢な会話ができるとされる。
《ST》
提供:フィスコ