田中化研は上値追い加速、電池材料好調で4~12月期営業4倍化し通期計画大幅超過
田中化学研究所<4080>が寄り付き大口の買いで気配値でのスタートとなり、一気に1700円台乗せを果たした。同社が前週末27日取引終了後に発表した23年3月期第3四半期(22年4~12月)の決算は、営業利益が前年同期比3.9倍の25億400万円と急拡大、通期見通しである16億円を大幅に上回った。これがポジティブサプライズとなり上値追いが加速する状況となった。リチウムイオン電池正極材料が好調で販売価格の上昇効果なども利益押し上げに寄与している。株価は年初に底入れを確認し下値を切り上げる展開を続けていたが、足もとで物色人気が増幅される格好に。
出所:MINKABU PRESS
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