新興市場銘柄ダイジェスト:セルシードは大幅に反落、エコモットがストップ高
<4498> サイバートラスト 3345 -310
大幅に反落。23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の営業利益を前年同期比17.4%増の6.60億円と発表している。デバイス証明書管理サービスや電子認証サービスなどが伸び、利益が拡大した。通期予想は前期比20.9%増の10.50億円で据え置いたが、進捗率が62.9%にとどまったことから計画未達懸念が台頭している。前日までの連騰を受けて利益確定売りも出ているようだ。
<7776> セルシード 362 -49
大幅に反落。東証が26日から信用取引に関する規制措置を強化している。新規の売付及び買付に係る委託保証金率が50%以上(うち現金20%以上)となった。日証金も増担保金徴収措置を実施。同種軟骨細胞シートによる変形性膝関節症の治療法について、臨床研究で術後1年の安全性・有効性が確認されたと発表したことからセルシード株は25日に昨年来高値を記録するなど急騰していたため、利益確定売りも出ているようだ。
<3987> エコモット 486 +80
ストップ高。遠隔臨場システム「Gリポート」が国土交通省新技術情報提供システム「NETIS」に登録されたと発表している。高画質映像のリアルタイム共有と録画を可能とする遠隔臨場システムで、国交省の「建設現場における遠隔臨場に関する実施要領(案)」に準拠。従来技術に比べ、経済性が約20%、工程が約50%それぞれ向上するほか、品質や安全性などの活用効果が認められるという。
<2158> FRONTEO 922 +4
もみ合い。自社開発のAIエンジンを搭載した「KIBIT Knowledge Probe」がイオンフィナンシャルサービス<8570>子会社のイオン銀行(東京都千代田区)で顧客応対記録の分析・管理業務に採用されたと発表している。イオン銀行は金融商品を提案・販売する際の顧客とのやり取りを文章化し、適合性の原則に沿って説明しているかをチェックする。人の作業と比較し、作業時間の約80%を削減するなどの成果を上げているという。
<7095> MacbeeP 11030 -1210
大幅反落。ネットマーケティング(東京都港区)の発行済株式を全て取得し、完全子会社化すると発表している。取得価額は54.00億円。ネットマーケティングはアフィリエイト広告やソーシャル広告の領域でコンサルティングサービスを提供しており、WEBマーケティングに精通したコンサルタントを多数抱える。子会社化で組織力を拡大させるほか、LTV(顧客生涯価値)マーケティングの市場シェア拡大などを図るとしている。
<6031> サイジニア 929 +49
大幅に続伸。連結子会社のZETA(東京都世田谷区)がハッシュタグを活用したCX向上ソリューション「ZETA HASHTAG」の機能で特許を取得したと発表している。特許日は1月4日。検索の絞り込み条件から自動的にハッシュタグを取得し、商品情報と紐づけするとともにハッシュタグを組み合わせたウェブページを生成することにより商品購入機会を増やす機能という。
《ST》
提供:フィスコ