日本製鉄をはじめ鉄鋼株が買い直される、業種別で「鉄鋼」は値上がり率首位
日本製鉄<5401>が反発に転じたのをはじめ鉄鋼株が総じて切り返す動きを見せている。前日に同社株は、前場は上値追い態勢を継続し昨年来高値を更新したものの、後場に入ると急速に値を崩す展開となり、この流れが他の鉄鋼株にも波及、約8年ぶりに1000円台に乗せた中山製鋼所<5408>なども後場は一転して売り物に晒される展開となっていた。市場関係者によると「(前日は)米国株市場に追随する形で半導体主力株が一斉に買われる展開となり、鉄鋼株からの資金シフトの流れを誘発した」(中堅証券ストラテジスト)という見方で、ファンダメンタルズ面から悪材料が出たということではなかったもよう。PERやPBRなど株価指標面からは依然として超割安圏にあり、きょうは両銘柄を含め鉄鋼株が総じて買い直される展開となった。朝方の時点で、鉄鋼セクターは業種別値上がり率トップとなっている。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS