森六 Research Memo(10):安定的・継続的な配当を実施。自社株買いも積極的
■株主還元策
森六ホールディングス<4249>では、株主に対する利益の還元を経営上の重要な施策の1つとして位置付けており、将来における事業展開と経営環境の変化に対応するために必要な内部留保資金を確保しつつ、安定した配当を継続実施することを基本方針としている。
2022年3月期の1株当たり配当金は、中間47円、期末47円の合計94円で、前期比44円の増配とした。進行中の2023年3月期の業績予想は期初予想から下方修正されたが、配当予想については期初予想を維持し、中間47円、期末は創業360周年の記念配当6円を含めて53円とし、合計100円への増配を予定している。
加えて、2022年10月に総額20億円の自己株式取得を完了し、新たに10億円の自己取得ならびに消却を発表した。このような株主還元に対する姿勢は大いに評価できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
《SI》
提供:フィスコ