EG Research Memo(7):安心・安全なネット環境の実現を通してESGに貢献
■ESGへの取り組み
イー・ガーディアン<6050>ではESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:ガバナンス)という言葉が注目される以前から、その理念を実践してきた経緯がある。同社の経営理念「We Guard All」には、本業を通じてすべてのインターネット利用者(社会)に安心・安全を提供したいという思いが込められている。
【環境:E】
環境(E)においては、本業において様々な電子化・自動化を行っており、環境負荷の低減に貢献している。具体的には、「自社開発AIによる事業効率化」を行い、少人数・省資源での運営を可能にした。また、膨大な書類審査を電子化しペーパーレスに貢献している。
【社会:S】
社会(S)においては、「インターネットセキュリティ事業と働く環境づくり」がテーマである。同社では、本業であるインターネットセキュリティ事業を通じて、ワンストップサービスにより、すべてのインターネット利用者(社会)に安心・安全を提供することが社会貢献であると考えている。同社は、連結で2,441名の従業員が働く企業体であり、働く環境づくりには特に注力している。具体例としては、若手社員の抜擢人事(グループ会社役員、海外拠点責任者)、各種研修などを通じた人財育成に加え、短時間勤務制度、時差出勤、在宅勤務制度、スペシャリスト(専門家)コースの設置、従業員のコンディション見える化ツールの活用、社員交流会、残業削減、誕生日休暇などを導入している。
【企業統治:G】
企業統治(G)においては、「持続的成長と中長期の企業価値向上へ」がテーマである。具体的には、新たに任意の指名委員会及び報酬委員会を設置、社外取締役の構成比“50%”(6名のうち3名)などによる取締役会の機能強化、社内取締役の任期“1年”による客観性・透明性の確保、取締役の株式報酬制度導入による株主・取締役の利害共有、株式の持ち合い“0”による株主の権利・平等性の確保が行われている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
《NS》
提供:フィスコ