新興市場銘柄ダイジェスト:東京通信は大幅に4日続伸、ELEMENTSがストップ高
<7351> グッドパッチ 667 -82
大幅に3日ぶり反落。東海東京証券がレーティングを「Outperform」から「Neutral」に、目標株価を3000円から640円に引き下げ、売り材料視されている。同証券は引き下げの理由について「競争環境が激化する中、足下の商談数の水準が続くかどうかは不確実性が高い」とした上で、「現時点では中長期スパンで見ると売上モメンタムの大きな改善は期待し難く、バリュエーションは現在の水準程度が適当」との評価を示している。
<5246> ELEMENTS 632 +100
ストップ高。グループ会社で生体認証の研究・システム開発を手掛けるLiquid(東京都千代田区)とソフトバンク<9434>子会社のSBペイメントサービス(東京都港区)が業務提携したと発表している。Web3サービスを提供する事業者に対し、Liquidのオンライン本人確認サービスの提供からSBペイメントサービスのオンライン決済サービスの加盟店審査と決済サービスの提供までをシームレスに行うことができるようになるという。
<4397> チームスピリット 394 +80
ストップ高。いちよし証券がレーティングを「B」から「A」に、フェアバリューを350円から500円(19日終値314円)に引き上げ、買い材料視されている。同証券は格上げについて「24年8月期以降、業務委託費が減少に転じることに加えて、人件費や広告宣伝費といった先行投資も過年度ほど増加しない見込みであり、高増益成長が期待される」などと説明。その上で「利益成長に対して株価は割安である」との判断を示している。
<4888> ステラファーマ 408 +18
大幅に4日続伸。血管肉腫を対象とするホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の国内第2相臨床試験で、最初の被験者への照射が完了したと発表している。血管肉腫は、血管の内皮細胞から発生するがん。リゾートトラスト<4681>の子会社CICS(東京都江東区)の中性子照射装置とステラファーマのホウ素薬剤を用いたBNCTの奏効率を評価することが目的で、国立がん研究センター中央病院で症例数10例を目標に単群試験が実施されている。
<7359> 東京通信 1549 +182
大幅に4日続伸。推し活×メッセージアプリ「B4ND(ビヨンド)」(β版)を2月にリリースする予定と発表している。推し活は、自分が好きなアーティストやキャラクターをグッズやイベント、ファンレターなどで応援する活動。ビヨンドのユーザーは多様なジャンルのアーティストと双方向のコミュニケーションができるという。また、4月1日を効力発生予定日として会社分割方式で持株会社体制へ移行することも開示している。
<7343> ブロードマインド 1148 +44
大幅に続伸。新たに株主優待制度を導入すると発表している。自社株式への投資の魅力を高め、中長期的に保有する株主の増加を図る。毎年3月末に400株以上を保有する株主が対象で、特設ウェブサイト「ブロードマインド・プレミアム優待倶楽部」を通じてポイント数に応じた優待品を贈呈する。1ポイントは約1円相当で、400-599株で4000ポイント、600-799株で6000ポイント、800-1999株で1万5000ポイント、2000株以上で4万ポイント。
《ST》
提供:フィスコ