ポエック---1Q増収増益、環境・エネルギー事業が順調に推移
ポエック<9264>は13日、2023年8月期第1四半期(22年9月-11月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比8.4%増の14.50億円、営業利益は0.30億円(前年同期は0.03億円の損失)、経常利益は同464.8%増の0.36億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同29.1%増の0.20億円となった。
環境・エネルギー事業の売上高は前年同期比15.8%増の8.11億円、セグメント利益は0.32億円(前年同期は0.18億円の損失)となった。水処理機器の卸販売が堅調に推移するとともに、養殖市場に対する海水用ヒートポンプチラーの製造販売事業が好調に推移したことで、当第1四半期の経営成績は順調に推移した。
動力・重機等事業の売上高は前年同期比2.8%減の5.39億円、セグメント利益は同31.3%減の0.28億円となった。船舶、プラント関連市場及び工作機械関連市場において需要は前期から堅調に推移している。こうした環境にありながら、受託案件の進捗が前期と比較してややゆるやかに推移したことで売上高は前年同期を若干下回り、これに伴って利益も減少した。
防災・安全事業の売上高は前年同期比20.9%増の0.99億円、セグメント損失は0.01億円(前年同期は0.03億円の利益)となった。新型コロナウイルス感染被害が拡大してきたことで不透明な経営環境にあった。このような環境の下で病院や介護施設における設備投資意欲は依然として低調となっていたが、前期からある受注残を消化してきたことで売上高は増加した。一方、これらの受注残は価格競争があるなかで受注した案件が比較的多くあり、その影響等を受けて利益率は減少した。
2023年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.1%増の62.76億円、営業利益が同3.3%減の2.65億円、経常利益が同9.4%減の2.65億円、親会社株主に帰属する当期純利益が1.41億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ