日本BS放送---1Q売上高は前年並み、コンテンツ強化に加えて、新規事業開発を実施
日本BS放送<9414>は6日、2023年8月期第1四半期(22年9月-11月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.0%減の30.39億円、営業利益が同12.4%減の6.17億円、経常利益が同12.4%減の6.17億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同10.2%減の4.18億円となった。
10月の番組改編では、2022年6月放送の特別番組『中山秀征の楽しく1万歩!小京都日和』をレギュラー番組として放送を開始したほか、新サブMCや新ナレーターを迎える等、レギュラー番組のリニューアルも実施した。また、9月よりゲームバラエティ番組、グルメエンターテインメント番組の放送も開始している。そのほかの番組も内容を一層充実させて放送した。
特別番組では、特にスポーツジャンルで、放送に加えBS11オリジナル動画配信サイト「BS11+(プラス)」での生配信を行う等、新たな試みを実施し、コンテンツのより一層の充実に努めた。
「ANIME+」枠では、製作委員会参画作品を含むアニメ関連番組を、毎クール約40タイトル放送しているほか、人気作品の映画公開に合わせた特別番組を制作・放送した。また、2.5次元俳優のトークライブイベントを主催する等、アニメファンの多様なニーズに応えるよう、様々な切り口でアニメ関連事業を展開した。
重点施策「非放送分野」の拡大を目的の一つとし、自社制作番組と、その関連コンテンツの配信強化、配信オリジナルコンテンツの制作強化、オンラインイベントの開催等を行った。また、BS11公式YouTubeチャンネル等での広告付き見逃し配信やBS11+等での定額見放題配信等、複数のプラットフォームでの配信も実施している。
重点施策「コンテンツの有効活用による価値最大化」を目的とし、ライブイベントの主催や、BS11公式通販サイト「BS11SHOP」での番組関連オリジナルグッズの販売等、様々な事業・コンテンツのマルチ展開を行っている。中でも、『貴公子たちの音楽会』では、コンサート、配信、テレビ放送が融合したエンターテインメントを展開する等、新たな取り組みを実施した。
2023年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.0%増の125.00億円、営業利益が同24.4%減の18.10億円、経常利益が同24.4%減の18.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.5%減の12.55億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ